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MT-09 [インプレ]

我が愛車が入院中につき、またも別車種のインプレでござんす。
ヤマハ党ならずとも気になる2車種、MT-09です。
今回もSP忠男マフラーの『パワーボックス』装着車。TRXとDSC_1338.JPG比較しちゃいますね、嫌でも(笑)。

さて、どんなバイクなのかドキドキしながら試乗させていただきました♪実は一般ユーザー向けの試乗会を取材に行った経験はあるのですが、私自身は乗れず……(苦笑)。今日に至ってしまったのでした。
さて、フォルムから想像すると、非常にマルチに使えて走りも楽しめるスポーツ系のネイキッドという感じ。3気筒エンジンにコンパクトな車体ですので、かなり軽快でスポーティな走りが想像できます。
跨がってスタンドを払う為に車体を起こすと、それだけで軽さが感じられます。「これ、07じゃないよね?」と思わず確認したくなる軽さ。これは想像以上でした。
エンジンはキルスイッチと一体で、説明を受けないと「セルはどこ?」と探すことになるでしょう。まぁ色々と情報は出ているので、調べておけば問題ないのですが。
アイドリングの状態でも、ツインほどのドコドコ感はなく、かと言ってマルチとも違う、独特の振動と音。トライアンフでトリプルを知っている方でも「ヤマハが作るとこうなるのか」と感じるのではないかと思います。

【エンジン、パワー】
例によってアイドルでクラッチを繋ぐと、本当に「スッ」と進んでいきます。この発進は上質で、安心して繋ぐことができます。このフィーリングは大好きです。
まず最初はBモード、続いてSTD、最後にAモードと切り換えたのですが、はっきり言ってAモードを使うフィールドはサーキット以外に想像できませんでした。私ごときの腕では(汗)ですが。
Bモードで……とは言い過ぎながら、STDがあれば必要十分なパワーがあると言えるでしょう。高速の合流でも、十分以上の加速をしてくれますし、体感もパンチが効いています。しかもSTDまでは渋滞時でもダラダラな流れでも対応できる滑らかさ。これは幅広いフィールドで楽しめると思います。ただし、Aモードはピーキーに感じました。やっぱりサーキットが似合いそうな特性です。

【ポジション、コーナリング】
コーナリング特性にいく前に、ポジションを書いておきましょう。
想像できるように簡潔に述べるなら「バックステップのモタード」という感じ。マスの集中も素晴らしいし、モタードっぽいのでコーナリングでは扱いやすさを存分に感じられるでしょう。モタードから乗り換える方にはしっくりくるポジションと旋回性能だと思います。
逆に、ロングツーリングとなるとちょっと疲れやすいかもしれません。ロングツーリングメインの方なら、ハンドルの角度やハンドルそのものの交換などを視野に入れておくと良いと思います。ハンドルポストを交換しても変わるかも。
膝を出すよりも足を出した方がしっくりくる感じがしました。
そして大きく感じたのは「操安性のヤマハ」「コーナリングのヤマハ」と言われる特性が強いこと。この伝統は個人的に好きですし、残しておいてくれて「ありがとう!」という気持ちになります。

【総合】
全体的なバランスで考えると、ツアラーではないのでロングツーリングに向いている感じはしません。ただしポジションやシートをカスタマイズすると恐ろしく楽しくて扱いやすいツーリング仕様にもなれる可能性を秘めている車両だと思います。
個人的にはコーナリングフィールが好きですが、Aモードのパワーはちょっと怖い(笑)。TRXの方が身の丈に合った相棒だなと再確認させてくれた一台でした。
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歳三君

MTシリーズは人気ですよね~。
ただ自分的にはちょっとデザインが新しすぎて
イマイチ好きでは無いんです。(^^;

by 歳三君 (2015-05-03 09:37) 

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